2018年京都賞のダイセロス博士が米NIH所長賞に

米国立衛生研究所(所長 / Director:フランシス・S・コリンズ博士、NIH: The National Institutes of Health)は、バイオメディカル・サイエンス領域において、革新的で創造力の傑出した研究を支援するNIH所長賞に89件を採択し、5年間で319億円の助成金を授与すると発表しました。

©Steve Fisch/Stanford Schoool of Medicine, Photo courtesy of Dr. Karl Deisseroth

来る11月14日(水)に東京大学医学部鉄門記念講堂で来日講演される2018年京都賞の受賞が決まったカール・ダイセロス博士は共同研究者のアン・ブルネット博士とのプロジェクト「脳と加齢の相互支配関係に関する基礎研究開発」の評価により同賞に選ばれ、並外れてイノベーティブで既存の型におさまらない研究プロジェクトで基幹的なパラダイムを創造/転換する潜在性を持つ研究をサポートするものとして、およそ15億5,000万円の研究費を助成されます。

カール・ダイセロス博士の京都賞記念ワークショップ「脳機能への因果的アプローチ―光遺伝学とその先」は現在、お申込み受け付け中です。
NIHのコリンズ所長は2008年に「ヒトゲノム・プロジェクトを主導して、人類の健康改善に著しく貢献すると共に、倫理や法的な諸問題にも焦点を当て、倫理上の指導者としても多大な影響を与えた」として、稲盛倫理賞を受賞されています。

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