NASA“パーカー太陽探査機” 太陽に大接近

Parker Solar Probe
Credit: NASA/Johns Hopkins APL/Steve Gribben

物理学者ユージン・ニューマン・パーカー博士の名を冠した探査機が、8月11日(現地時間 午前3時33分)に飛び立ち、太陽表面から610万kmほどと、人類史上もっとも近い距離まで大接近すると、本日、NASA(アメリカ航空宇宙局)が発表。

ユージン・ニューマン・パーカー博士

博士は、初めて「太陽風」の理論化に成功した人物。NASAが存命の人物名を機体につけるのは初めてで、「Parker Solar Probe」(パーカー・ソーラー・プローブ=パーカー太陽探査機)と名づけられました。

Credit: NASA/Johns Hopkins APL/Ed Whitman

この探査機に乗せる名前を公募したところ、113万7千人もの人びとから応募があり、それらはメモリーカードに保存され、1958年にパーカー博士が太陽風について著した論文とともに宇宙へと旅立ちます。

Credit: NASA/Johns Hopkins APL/Ed Whitman

いまだナゾの多い太陽の諸現象に7年の歳月をかけてアプローチするこの巨大プロジェクトは、人類の未来に大きな貢献を果たすことが期待されます。

関連情報