英国オックスフォード大学にて「Kyoto Prize at Oxford」が開催されました!

会場のブラバトニック公共政策大学院
会場のブラバトニック公共政策大学院 BSG/FisherStudios
イナモリ・フォーラム
イナモリ・フォーラム BSG/FisherStudios
再会の挨拶を交わす甘利博士とスラーニ博士
再会の挨拶を交わす甘利博士とスラーニ博士 BSG/FisherStudios
来場者の受付
来場者の受付 BSG/FisherStudios
甘利博士セッションのモデレーター、ナイジェル・シャドボルト教授
甘利博士セッションのモデレーター、ナイジェル・シャドボルト教授 BSG/FisherStudios
壇上のスラーニ博士
壇上のスラーニ博士 BSG/JohnCairns
ギリガン博士セッションのモデレーター、マシュー・ラッシュワース教授 
ギリガン博士セッションのモデレーター、マシュー・ラッシュワース教授 BSG/JohnCairns
パネルディスカッション
パネルディスカッション BSG/JohnCairns
パネルディスカッションで発言するギリガン博士
パネルディスカッションで発言するギリガン博士(モニター) BSG/JohnCairns
来場者のパンフレットにサインする甘利博士
来場者のパンフレットにサインする甘利博士 BSG/FisherStudios
夕食前のレセプション
夕食前のレセプション BSG/JohnCairns
各国大使や大学関係者などを招いての記念夕食会
各国大使や大学関係者などを招いての記念夕食会 BSG/JohnCairns

5月5日と6日の2日間にわたり、英国オックスフォード大学にて「Kyoto Prize at Oxford」が開催されました。このイベントは、同大学が各年の京都賞受賞者を「それぞれの分野の先駆者、そして未来を先導する革新者・先見者」として招き、研究者や学生、一般の参加者を交えたセッションを毎年行っているものです。今年は第40回京都賞受賞者である甘利俊一博士(先端技術部門)、アジム・スラーニ博士(基礎科学部門)、そしてオンラインにてキャロル・ギリガン博士(思想・芸術部門)が登壇し、公開講演とパネルディスカッションが開催されました。

会場のイナモリ・フォーラム

BSG/FisherStudios

5日には甘利博士、6日にはスラーニ博士とギリガン博士による公開講演が、本イベントの企画運営を担うオックスフォード大学ブラバトニック公共政策大学院内の「イナモリ・フォーラム」にて行われました。各講演では、受賞業績に至る道のりから未来への展望まで、受賞者の熱い想いが語られました。続く質疑応答では、専門的な学術内容から身近な生活の課題に関するものまで、モデレーターや来場者、オンライン参加者から多様な質問が寄せられ、受賞者の方々は一つひとつの問いに丁寧に言葉を返していました。

壇上の甘利博士

BSG/FisherStudios

若い研究者へのアドバイスを求められた甘利博士は、「自分がもつ問いが本当に重要だと思ったなら、何年でも諦めずに考え続けることが大事です。そうすれば長い年月の間に考えが発酵し、素晴らしいアイデアが生まれるかもしれません」と温かいエールを送りました。

モデレーターと対話するスラーニ博士

BSG/JohnCairns

また、スラーニ博士は「自身の研究室から多くの優秀な研究者を輩出できた秘訣」を問われ、次のように語りました。「私の研究室には、世界各地から集まった、問題の捉え方や解決アプローチの異なる多様なメンバーがいます。彼らは非常に難しい実験に取り組んでいますが、もし失敗したり時間がかかったりしても彼らが忍耐強く研究を進められるよう、私はプレッシャーのかからないフラットな環境を提供できるよう心がけてきました。それが結果に結びついたのかもしれません」

オンライン登壇しているギリガン博士とモデレーターのマシュー・ラッシュワース教授

BSG/JohnCairns

オンラインで参加したギリガン博士は、「どうすれば他者の声に耳を傾けるスキルを得られるか」という質問に対し、「偏見を好奇心に置き換えて、周りで起きていることに耳を傾けてみてください。皆が当たり前だと思っていることにあえて問いを投げかけていくことが大切です」と示唆に富むメッセージを投げかけました。

パネルディスカッション

BSG/JohnCairns

5日の午後には、3人の受賞者によるパネルディスカッションも開催されました。モデレーターを務めたオックスフォード大学名誉総長のウィリアム・ヘイグ卿から提示された多角的なテーマに基づき、活発な議論が交わされました。
テーマの一つである「分野横断的な研究の重要性とその課題」について、スラーニ博士は「現代の生命科学では、テクノロジーやデータ解析、化学など、異なる分野の専門家との協働が必須です」と指摘。ギリガン博士も「一つの分野にとどまるべきではありません。分野と分野の境界線にこそ、学問的な創造性が眠っているからです」と応じました。さらに、その言葉を裏付けるように甘利博士が「数理モデルを脳の仕組みに当てはめたところから、現在のAIの発展へとつながりました」と言及するなど、分野を超えたダイナミックな意見交換が行われました。

歓談するスラーニ博士

BSG/JohnCairns

各セッションの終了後も、受賞者のもとには握手や記念撮影を求める多くの参加者が集まり、会場は終始温かい雰囲気に包まれていました。6日の最後のセッションの後、屋上テラスにてレセプションが開かれ、来場者とイベント関係者、そして受賞者が名残を惜しみました。こうして、知的好奇心と交流に満ちた2日間の全日程が盛況のうちに幕を閉じました。

屋上テラスでのレセプションで歓談する甘利博士

BSG/JohnCairns

*パネルディスカッションや公開講演の様子は、英国オックスフォード大学ブラバトニック公共政策大学院のYouTubeチャンネルにてご覧いただけます。


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