
第40回(2025)京都賞 基礎科学部門受賞者のアジム・スラーニ博士 が、ダヴォル・ソルター博士とともに、2026年のパウル・エールリヒ&ルートヴィヒ・ダルムシュテッター賞の受賞者に選ばれました。このたびのご栄誉、誠におめでとうございます!
パウル・エールリヒ財団の発表によると、両名は「哺乳類において卵子と精子の遺伝物質が機能的に異なるという『ゲノム刷り込み現象』を発見したことで、従来の遺伝学の基盤を揺るがし、現代エピジェネティクスという広大な分野の扉を開いた」ことが評価され受賞しました(パウル・エールリヒ財団の発表 )。
同賞は、1952年に創設された賞で、化学療法の創始者であるパウル・エールリヒが活躍した研究分野、特に免疫学、がん研究、血液学、微生物学、化学療法において卓越した貢献を果たした科学者に贈られます。授賞式は2026年3月14日、ドイツ・フランクフルトで行われます。
*Photo by Simon London