ミシェル・マイヨール博士がウルフ賞を受賞

宇宙物理学者ミシェル・マイヨール博士の「ウルフ賞」受賞の決定が発表されました。おめでとうございます。このたびの受賞は「世界で初めて太陽型恒星の周りを公転する系外惑星を発見したこと」が高く評価されたものです。代表的論文「太陽系外惑星51 Pegasi b発見」の共著者ディディエ・ケロー博士との共同受賞となりました。

1995年の博士らの世紀の発見が先駆けとなり、20年以上を経た現在では、およそ2,000近くもの太陽系外惑星が発見されています。国際天文学会連合のおこなった名称公募により、2015年、この惑星には「Dimidium」(ラテン語で半分の意味)と命名されました。これは木星の半分程度の質量であることに由来します。

ウルフ賞は、1978年にウルフ財団(イスラエル)により創設。毎年サイエンスの5分野(農業、化学、数学、医学、物理学)および芸術分野において優れた業績をあげた人々に贈られるものです。授与式は6月にイスラエルの首都エルサレムで開催され、受賞者には賞金10万ドルが贈られます。

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