ロヴァース博士が聖イシュトヴァーン勲章を受章

2010年に京都賞基礎科学部門を受賞したラースロー・ロヴァース博士 が8月20日、ハンガリー最高位の勲章であるハンガリー聖イシュトヴァーン勲章を受章しました。このたびのご栄誉、誠におめでとうございます!

数学とコンピュータサイエンスにおける研究の業績とともに、ハンガリーの科学の世界的な評価を高めることに貢献したこと、教育活動、科学的知識の普及において卓越した役割を果たしたことなどが評価されました。首都ブダペストのシャンドール宮殿で開催された式典では、アーデル・ヤーノシュ大統領から博士に勲章が手渡されました。

ハンガリー聖イシュトヴァーン勲章は、ハンガリーとボヘミアの女王であり、ハプスブルク家の支配者であったマリア・テレジアによって1764年に創設さた勲章で、ハンガリーで最も有名な王であるイシュトヴァーン1世にちなんで名づけられました。ロヴァース博士は今年、傑出した業績をあげた数学者に贈られる「アーベル賞」も受賞しました。

*写真は2010年の京都賞ウイークの際に撮影したものです。

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