ジェーン・グドール博士がタン・プライズの「持続可能な発展賞」を受賞!


1990年に京都賞基礎科学部門を受賞した霊長類学者ジェーン・グドール博士が、6月18日、第4回(2020年)タン・プライズの「持続可能な発展賞」の受賞者に選ばれました。

グドール博士は30年に及ぶ野生チンパンジーの調査により、その行動・社会・生態の詳細を明らかにし、道具の使用や身振りによる合図など、人類のみに固有だと考えられてきた行動や能力が、チンパンジーの社会にも見出しうることを実証しました。同賞の受賞は、グドール博士の画期的な発見が人類と動物の関係を再定義した功績、およびその生涯をかけての環境保護への取り組みを讃えるものです。

タン・プライズ(唐奨、Tang Prize)は台湾にて創設された国際賞です。2年に1度、持続可能な発展、バイオ医薬、中国学、法治の4分野において画期的な貢献をした個人に贈呈されます。このたびのご栄誉、誠におめでとうございます!

*写真は1990年京都賞受賞のものです。

京都賞受賞者ジェーン・グドール
 
タン・プライズ | 公式ウェブサイト (英語のみ)